-Python開発の第一歩！- その２　Pythonをもっと便利に！pipの使い方入門ガイド

pipとは？
事前準備
最後に

pipとは？

pipは、Pythonというプログラミング言語で使う道具（モジュールやライブラリと呼ばれます）を簡単に手に入れることができるツールです。Pythonで何か新しいことを始めたいとき自分で全てを一から作るのは大変なので他の人が作った便利な道具を使いたくなります。例えば、数学の問題を解く道具や、データをきれいに整理する道具、インターネット上の情報を取ってくる道具など、いろいろな道具があります。

pipはその道具箱のようなもので欲しい道具を簡単に探してダウンロードしてPythonで使えるようにしてくれます。使い方はとても簡単でコマンド（特定の指示をコンピュータに伝えるための言葉）を入力するだけです。そして、もうその道具が必要なくなったら、pipで簡単に片付ける（アンインストールする）こともできます。

また、pipには新しいバージョンが出たときに、すでに持っている道具を最新のものに交換（アップグレード）する機能もあります。これにより、常に最新の機能を使うことができ、より良いプログラミング体験ができるようになります。

要するに、pipはPythonの世界で遊ぶための、便利な道具を手に入れるための魔法のようなものです。

本記事ではpipの使い方をpythonの代表的なデータ分析と操作を簡単に行うためのモジュールであるpandasを例にして説明します。

事前準備

以下サンプルプログラムをコピーしてVisual Studio Codeに貼り付けしましょう。

# pip install pandas
import pandas as pd

def create_df():
    """
    静的なデータからDataFrameを作成して戻す。

    Returns:
        pandas.DataFrame: データフレーム。
    """
    # 静的なデータを定義
    data = {
        'Name': ['佐藤', '鈴木', '佐々木'],
        'Age': [25, 30, 35],
        'City': ['山形', '静岡', '大阪']
    }

    # DataFrameを作成
    df = pd.DataFrame(data)

    return df


# 関数のテスト

result_df = create_df()
print(result_df)

Visual Studio Codeでtest_pandas.pyファイルを作成して、貼り付けした状態が以下の通りです。
pandas部分の下線が波を打った状態で表現されていて、エラーとなっています。